いよいよ新年度に入り証券業界の再編成が本格的にスタートした。
興銀系の新日本証券と和光証券が「新光証券」になり、さくら銀行系の山種証券と神栄石野証券が「さくらフレンド証券」へ、三和銀行系の東和証券、旧長銀系の第一證券、旧山一系の太平洋証券、大和證券系のユニバーサル証券の4社が一挙に合併して「つばさ証券」と八社が一挙に三社になった。
今回合併したグループの発表後も、三和銀行と東海・あさひ銀行の統合やさくら銀と住友銀行の合併などが続々と続いているため、証券業界は更なる再々編成は必至な情勢となっている。
また興銀証券や富士銀行証券といった銀行系証券の統合も既にスケジュールにのっているし、つれてDKB系の勧角証券の行方など、これからも話題のタネは等分尽きることはなさそうである。
こうした既存の東証会員証券会社の合併は一方で会員権があまることでもあり、この余った会員権の行方も気になるところだが、今回は新たにマネックス証券、DLJディレクト証券、イー・ウィング証券、ウィット・キャピタル証券など、片仮名証券が新たにこれら会員権を取得して東証の正会員となっている。
漢字のついた証券会社からひらがな、カタカナ名の証券会社への移行は、これもひとつの大きな時代の流れをあらわしているのだろう。
再編成進む証券業界
新光証券
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新日本証券
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和光証券
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マネックス証券
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さくらフレンド証券
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山種証券
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神栄石野証券
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DLJ証券
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つばさ証券
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ユニバーサル証券
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太平洋証券
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E・ウイング証券
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東和証券
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ウィット・キャピタル証券
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第一證券
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新潟証券
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