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プロフィール
三原淳雄
 

2006年11月01日
三原 淳雄

少しは考えろ 馬鹿!!
 

 かねてより日本人は学ぶことにはやたら熱心だが、その一方で考えることはやめた民族になったのではないかと危惧していたが、こうもあちらこちらで一寸考えてみれば判りそうなのに、あまりにも考えない、つまり思慮分別にかけた出来事や発言がやたら多くなってきた。本来なら高校までは人格形成の教育が行なわれるはずなのに、教養どころか苛めが次々表面化したり、本来大切な教養を育成する授業が受験のために蔑ろにされたり、ちょっと考えたら何が最も大切なのかが、軽視されて当たり前の風潮となっている。これは何も学校の問題ばかりではない、社会人も如何なもので、相も変わらず酒を飲んで事故を起こしたり、子供を殺したり、政治家は一時は親の敵扱いにしたかつての仲間に復党を呼びかけたりと、もう何でもありの有様。これって亡国の兆しではないのか。 
 基本的な教養が欠如しているから、民主党のトップの菅直人が、ろくな知識も教養もないまま、ただ大衆受けを狙って証券税制など20%でも30%でも、どんどんとればいい投資家は金持ちなんだからといった無責任な発言を、テレビで堂々と言ってみたりという偉大な勘違い発言が出てくる。 
 天下の楽園のはずの社会主義国が、どんな結末を迎えることになったのか、とうの昔に実証ずみではないか。 
 社会に富をもたらしてくれるのは誰か、それは企業であり、企業が経済を動かすエンジンとすれば、燃料をリスクをとって供給しているのが投資家だ。その投資家が寄り付かなくなるような資本市場を作り出せば、この国はそれこそ外国の植民地になるしかないではないか。その責任までしっかり感じて発言しているのだろうか。少なくとも私はこの無責任な場当たり的な菅発言は絶対忘れないだろう。こんな思慮に欠けた瞬間芸が流行るのも、国民が考えることを忘れているからだろう。一寸考えれば誰れが本当に国や国民のことを考えて、リスクを取って発言しているかぐらい判りそうなものだが、国民全体がみのもんたマジックに引っ掛かり、思考が停止してしまったようだ。 
 テレビなどの俗悪番組を批判する声はよく聞く。とくに企業のトップに近いほど不快感を持っているようだが、その企業がその俗悪番組のスポンサーになっているのだから、これなど将に漫画である。不愉快ならスポンサーを降りればよい。そうすればそんな番組はすぐなくなる。これも何も考えずに電通に丸投げしているからではないか。 
 そういえば経済同友会の北城会長も、証券税率20%を是認と言っていたが、これって同友会の会員会社全員の意見なのだろうか。 
 折角企業がせっせと増配しても、投資家の手取りが減るのでは増配のし甲斐も薄れるだろうに、これまた何も考えていないのとしか思えない。それを言うならまず配当の二重課税をどうするかが先だろう。一方で法人税率軽減をなんて言っているのでは筋が通らないのではないか。 
 まあ、ことほど左様にこの国はどこかネジが狂ってきた。その国の国民の民度以上の政府は持てないと、昔から相場が決まっているという言葉もある。 
 もう余命いくばくもないが、せめてどんな国になっていくのか、もうしばらくその馬鹿さ加減を楽しませていただこう。