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プロフィール
三原淳雄
 

2006年11月13日
三原 淳雄

美しい国の活用法
 

世界経済のフラット化が急速に進むなかで、その変化に最も遅れをとっているのが日本の政治や制度、税制だろう。 
NHKの日曜討論などを見ても 全て国内をベースとした議論しかしていないし、他局も似たりよったりで「世界のなかの日本」がこれからどう世界と伍して行くかについて、やたら被害者意識ばかりが先行した議論しかしていない。 
 当然目先の心配ごとや懸念ばかりを優先したテーマだから、いきおい盥のなかの水をかき回すばかり、天下国家の話にはなかなかならない。 
 税収が足りないのならアメリカ、中国のようにもっと世界中からカネを呼び込むことを考えるべきだろう。いま日本を除く株式市場は世界中いたるところで高値を更新しいるが、これも日本の低金利のカネが果たしている役割は大きいはず。つまり日本からカネを引っ張って、そのカネで株を外国人は買っているのだが、日本の投資家のカネは依然として日本しか見ていないし、そのくせ日本市場であるにもかかわらず、日本の投資家もこれまた外国人の売買動向に引っ張り回されているという情けなさ。 
 税制改正論議も盛んだが、折角世界経済がフラット化しているのだから、世界の金持ちが日本に住みたい、日本人に生まれたかったと思わせるような仕組みを考え、日本に住んでもらうなり日本に会社を作るなりして、彼らにも税金を喜んで払って貰えるような、そういう仕組みを考えてみてはどうだろう。 
 世界中の金持ちに移り住んで貰えば、消費も活性化するし、人口減少にも歯止めがかかる。当然フィリッピン辺りの優しいお嬢さんたちも外国の金持ちとともにお手伝いさんとして日本にやってくるだろうから、その人たちの口コミで介護のヘルパーさんもやってきて日本の年寄りの面倒を見てくれるかも知れない。 
 いま日本で大騒ぎしている高齢化の問題などもちょっと頭を働かせれば、明るく楽しく陽気な外国の娘さんたちによって解決出来るではないか。何でも日本国内だけで考えるから、役所が出しゃばってくるし、役所が出てくれば出来ることも出来なくなる。 
 小選挙区制のおかげで国会議員の多くは、世界観や天下国家など論じる人が減ってきて、まるで町会議員みたいになってしまっているが、ここらでひとつ意識を変えて日本を全国一区にして、誰が真の国士かを選ぶ選挙をやってみる必要があるだろう。 
 本来こんなことは立法府が考えるべきはずなのだが、どうもこのごろは立法府も町会なみの小粒ばかりで国内派ばかり。世界は物凄い勢いでフラット化しているのだから、もう日本国内だけを対象に議論をするのではなく、如何に世界を取り込むか、利用するかを考えたいものである。国内の所得税をちまちま上げたって解決するような時代ではないのである。外国の金持ちを取り込むほうがよほど有益だろう。 
 幸い世界でもまれなハッキリした四季もあるし、景色も気持ちも人情もまだ美しい国なのだから、その美しさを利用することだ。