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プロフィール
三原淳雄
 

2009年03月06日
三原 淳雄

世論調査・この怪し気なもの
 

 「国民の7割は反対」と野党や世論調査はそう叫んでいたが、その定額給付金を日本で最初に貰った北国のお年寄りたちの嬉しそうな顔、ありがたいという言葉は聞けたが、わしゃいらんという人はいなかった。 
 きっとこの村には世論調査もなかったのだろうし、野党もこの村の声など聞いてもいなかったのだろう。そもそもこの世論調査なるものは信じていいのだろうか。ずい分長く生きてきたが周りも含めて、この内閣をどう思うかといった類の電話などかかったことはない。 
 たまに電話があると、それは「墓はいりませんか」というお節介なものばかり。 
 麻生内閣のアンケートがくれば、根が天邪鬼だから強力にサポートしようと待ち構えているのだが、いまの10%の支持率なども怪しいものだ。本当だろうか。 
 正月休みにしきりに報じられた日比谷公園の派遣村もどこか恣意的なものを誰も感じなかったのだろうか。大騒ぎしているのは男ばかり。派遣村に女性の姿などついぞ見なかったのではないか。 
 同じ日比谷公園のなかで、自力で餌を探し健気に生きている鳩の姿も併せてテレビは流すべきだったと思ったのは私ひとりではあるまい。鳩でも一生懸命生きているのに、そちらには同情する人もいない。 
 それどころか鳩に餌をやらないで下さいといらぬお節介をしているのではないか。 
 その鳩だってひとりで生きているわけではない。ちゃんと番で寄り添い子育てをし、また群れることで安全まで考えている。派遣切りとかで騒いでいるなかには本当に気の毒な人もいるだろう。しかしほとんどは便乗組みでいわゆるイージーな生き方を自ら選んだのではないかと思えてならないのである。どこの誰が答えたのかよくも判らん世論調査などに付和雷同していると、いつの間にか考えることをしなくなる国になりそうで心配である。 
 市場は世相を写す鏡によくたとえられるが、既に日本の株式市場は自主性を失っていて、時差に左右されるという情けない様相を呈しているのが好例だろう。 
 朝はまずNY市場の動向で幕を明け、その後に遅れて開くアジアの市場の動きに右往左往している姿は、自分で考えることを止めて世論調査と同じで、周りにつられてちょろちょろするだけになってしまったように思えてくる。こんな日本を残したままでは死んでも死にきれない。せめて立派な日本を孫に渡すために何かしなくてはといまや死ぬに死ねなくなった。20年前に死んでいれば良い日本を信じて逝けたのに、長生きも考えものではある。 
 いよいよ定額給付金の支給が始まったが、それでも7割の国民はまだ反対しているのだろうか。ぜひ世論調査をしてみて欲しい。 
 もちろん反対票を投じた野党の方々は、受取ってもそれに加えて多額の寄付をなさるのでしょうね。 
 それで本当に困っている人を助けるのが政治家の本来の役目でしょう。 
 さて円が安くなってきた。為替は経済やもちろん政治も反映して動くもの。 
 幸いまだ資源が安値圏にあるからいいようなものの輸出が劇的に減少を示しているいま、どうやってこれから日本を運営していくのか、円安、株安、資源高といったことになれば、それこそ大ごとである。これまでのようにアメリカや中国がどんどん日本製品を買ってくれなければ、通貨も株も安い国の企業はそれこそバーゲンハンティングの格好の獲物になるはず。そのためにはどんな政策が必要か、いま待たれるのはその種の世論調査であり、政治を変える、国を変えるための世論を起こすのが世論調査の本来の役目だろう。解散はいつですか、麻生さんを支持していますかといった類の世論調査などはまず怪しい結果しか出ないのだから、給付金を貰うのなら、改めてこの国の行方をビールでも飲みながら考えてみるといい。あなたは反対でしたか?