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プロフィール
三原淳雄
 

2006年07月07日
三原 淳雄

ノー天気なDNAに喝!
 

 いまの日本には「起きて欲しくないことは起きないとする」的なDNAが沁みついてしまっているようだ。つまり何の根拠もない単なる楽観なのだがハッキリ言えば「極楽トンボ」のこと、天災にも人災にもしっかり縁が深い国であることを都合よく忘れてしまったのであろう。平和ボケするはずである。 
 またこのところ痛ましい出来事が多発し、それをTVなどが大ごとにするため、次々と新しいニュースに追われ、そのため何が大事なのかを考えることもせずに次々とニュースを追うのに忙しく、そして忘れていってしまう。 
 いまの日本にとって何がいちばん大切なのかという肝心な点には触れず、目先の些事ばかりを煽り立てるマスコミのあり方もひどいものがある。最近の大学では教養は教えていないらしいが、深い教養の裏付けなしに報じられるニュースはむしろ有害であろう。もっとも踊る方も踊る方だが。 
 国民もだらしない。人の不幸は蜜の味らしいが、そんな国には何れ「罰が当る」(もはや死語か?)と思っていたら、近くにもっと罰当たりがいて、ミサイルをどんどん撃ってきた。天然平和ボケの日本にとっていい薬になって欲しいものである。 
 平和ボケしてくると人類全て善人と思うのではないか。人類みな兄弟なんてことがあるはずもない。現にちっぽけな親の資産があるために、どれだけの兄弟が仲違いをしているか。身近に例が沢山あるではないか。世の中には善人も悪人もいることを忘れないことだ。 
 もうそろそろ人類みな兄弟なんて呆けた夢から醒めて、世の中には悪い奴もいるのが当り前、そんななかでどうすれば日本の国益を守り、また国の富を増やしていくかを考えなければいねない時がきたのではないだろうか。 
 日銀の福井さんも人の性は善だと信じて村上ファンドを応援したのだろう。彼が善い人であることは確かだが、悪い奴もいることを忘れていたのが残念である。自分が応援することによって村上ファンドが格好なセールストークに利用するであろうことなど考えもおよばなかったのではないだろうか。おかげで株式市場は神経質になり値下がりして、少なからぬ時価総額の減少を招いたし、外交も似たようなもので、悪い奴の機嫌をとるばかりに気をとられ、ほいほいと人道的援助など差し上げているうちにミサイルを撃たれ、株価が値下がりして国民は飛んだトバッチリを喰う破目になった。マスコミは考えることを忘れた国民のために、もっと考えさせることが必要であろう。そのうち日本は滅びてしまうことを忘れてくれては困る。少しは歴史など勉強して記事なり番組なりを作ってはどうだ。 
 「治にいて乱を忘れず」「転ばぬ先の杖」というではないか。起きて欲しくないことは起きないとするのではなく、起きて欲しくないことが起きた時にどうするか、それを真剣に考えるべきことを今回のミサイルの教訓としてこそ日本は世界から尊敬される国となるのである。