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プロフィール
三原淳雄
 

2007年09月19日
三原 淳雄

可哀想な日本株
 

いまの日本の株式市場を見ていて「何故だ!」と叫びたくなるのは私だけではあるまい。 
 いまや世界中の市場を大きく揺さぶっているサブプライムローンにしても、もともとの震源地はアメリカである。 
 そのアメリカの市場が歴史的な新高値であるダウ平均1万4千ドルからせいぜい8%程度しか下げなかったのに対し、日本の市場はその倍以上も下げ、しかも戻りも鈍い。 
 一昔前ならサブプライムローンなど、せいぜい貸した銀行と借り主だけの問題であり、ことはアメリカで収まっていたはずだし、アメリカ経済に減速懸念が出たとしても、まず大きく下げるのはNYのはず。 
 何で日本株がこんな目に遭わなければいけないのかと首を傾けたくなるのは当然だろう。 
 その原因はハッキリしている。日本の投資家がだらしなさすぎるからに尽きる。 
 サブプライムローン如きわけのわからぬものに怯えて、全く関係のない日本企業の株が売られているのに、どうしてそこで買わないのか不思議でならない。 
 地球温暖化の方がもっと大問題ではないのか。新興国の台頭で食料。エネルギーがどうなるのか少しは考えてみたらどうだ。 
 タバコの煙くらいで目くじら立てている暇があれば、もっと大きな問題に目を向けてみることだ。安倍総理がコケようが自民党が派閥政治に戻ろうが、所詮そんなことはコップのなかの嵐みたいなもの。国内のバカ騒ぎにかかわらず世界を相手に堂々と戦っている日本の企業は沢山ある。 
 原油が高騰してガソリン価格が上昇するとする。同時に米経済が住宅に足を引っ張られて減速する。仮にこの二つが重なったら車がなければ身動きの出来ない国なのだから、むしろトヨタや本田のハイブリット車がシェアを伸ばすのではないか、といった考え方をすれば、何もわけのわからぬサブプライムローンなどの説明にかまけたり、またびっくりして傍観を決め込むのは全く愚策であろう。 
 市場は必ずしも合理的には動かない。ましてや今回のように流動性危機に怯えた欧米のサブプライムローンの関係筋が、何が何でもキャッシュが欲しいと、日本株を叩き売ってきたいまこそチャンスではないのか。 
 バフェットのような投資家なら「ありがとう、ありがとう」とニコニコして下値を拾ってなければならないのに、そこで売るという行動はどう考えても不合理と気付くべきだろう。カネだけは山ほど持ったにもかかわらず、つくづく市場との付き合い方が下手な国が日本としか思えない。 
 だから日本株の約3割は外国人に買われ、おまけに毎日の出来高も6割以上が外国人という情けない市場になってしまったのではないのか。可哀想なのは東証に上場している日本株ということになる。外国人に株価を振り回されていたのでは経営者もたまるまい。 
 株とは何か、原点から考え直さねばいつまでたっても外国に振り回され右往左往するだけの市場でしかあるまい。情けないし困ったことだ。少しは考えてみたらどうだ。